米国の少なくとも2州で、美容治療の「ボトックス」とされる注射を非医療環境で受けた患者が、ボツリヌス症のような症状を発症して入院しています。
米疾病対策センター(CDC)はこうした美容注射について、米食品医薬品局(FDA)の承認を受けた製品を、免許を持つ施術者が免許を持つ環境で行わなければならないと強調しました。問題のボツリヌス毒素製品の出所は、現時点で不明としています。
一方、テネシー州保健局の5日の発表によると、CDCやFDAが複数の州で進めているこれまでの調査で、患者に注射された製品は偽造品だったと思われることが分かりました。
同州では4例の症例が報告され、うち2例は入院を必要としました。イリノイ州でも患者2人が入院しています。